ソファやカーペットなどの布製品のお掃除をするのに便利なリンサークリーナー。
簡単にシミや汚れを落とせるというメリットがある一方で、使用後に濡れている、なかなか乾かないといったデメリットがあるのも事実です。
本記事で紹介する、アイリスオーヤマのリンサークリーナーでは、びしょびしょにならないような工夫がされていますが、実際にはどうなのでしょうか?
リンサークリーナーは買うべき商品なのか?
ぜひ、実機レビューを参考にしてみてください。
- 大事な家具がびしょびしょにならないか心配・・・
- 実際に使用したユーザーの口コミが知りたい
- 掃除したあと、なかなか乾かない・・・
- 速く乾かす方法はないの?
リンサークリーナーの口コミや評判
ここではSNSの投稿を中心に、実際のユーザーからの口コミを紹介します。
汚れやすいけど洗えないソファやカーペットを簡単に水洗いできて、嫌な臭いもとれるということで、ペットや小さなお子様がいる家庭から、「買ってよかった!」と良い口コミ評価を多数集めています。
- 吸い取った水を見てゾッとした・・・。今までこんな汚いところに寝っ転がってたなんて・・・。
- この性能で1万円ちょっとというのは、破格の安さ。もっと早く買えばよかった。
- 持ち運びができて、車の掃除にも欠かせないアイテムだ。
- 子供がお菓子やジュースをこぼした汚れをすぐにきれいにできるのが助かる。
- カーペットを洗濯機で洗って浴室乾燥してた時間がバカみたい。
- ペットの粗相がコレのおかげで怖くなくなった。ニオイも取れるし、最高。

リンサークリーナーの使用レビュー
今回、検証に使用したのは、アイリスオーヤマのリンサークリーナーです。
ここから先は実際の使用感をレビューしていきますので、汚れを落とす仕組みや、サイズ重さなど、製品の細かい仕様を確認したい人は、アイリスオーヤマのWEBサイトを閲覧ください。
アイリスオーヤマ公式WEB → https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=KAISO&CID=9005
WEBサイトをみても、びしょびしょになるので注意が必要とは書かれていませんでした。
それもそのはず、リンサークリーナーとは、水で汚れを浮かせて瞬時に吸い取る機能を持っているからです。


水を吸い取りやすいように設計された吸引口により、瞬時に汚れと水分を吸い取ることでソファやカーペットに水気を残しにくくなっています。
以上が、リンサークリーナーを使ってもびしょびしょにならない理由です。
きちんと使用方法を守っていれば大丈夫、というのが公式の見解ということでしょう。
では、実際にはどうなのかを検証していきます。
口コミの良さに惹かれて購入したリンサークリーナーは、アイリスオーヤマの「RNS-P10-W」。
レバーを引いてる間、水が出続ける自動ポンプ式モデルです。

アイリスオーヤマからは、このポンプ式モデルと、コンパクトモデルとの2パターンのリンサークリーナーが発売されています。
この2つを使用感に影響があるところを抜粋して比較してみした。

定格消費電力:310W
回収タンク有効容量:約0.4L
清水タンク容量:約1.1L
ホース長さ:直径約30mm×1.2m
お湯使用温度:約40℃まで
電源コードの長さ:約3m
質量(付属品含む):約3.2kg
- サイズの違いは気になる?
-
幅3センチ、奥行き4センチの差がありますが、自動ポンプ式も特別大きいわけではないので、気になりません。重さは500ミリリットルのペットボトル1本分の差です。
- 清水タンクの量が違うけど、清水タンクってなに?
-
吹きかける水を入れておくタンクです。自動ポンプ式のほうが容量が大きいので、1度に長時間の吹きかけが可能で、効率が良くなります。コンパクトモデルはハンドツールに、自動ポンプ式は本体に清水タンクがついています。ハンドツールについていると邪魔に感じることがあり、後から発売された自動ポンプ式では、そこが改善されています。
- 吸引力は同じなの?
-
同じです。
自動ポンプ式のほうが10dbほど動作音を抑制しているため、静音性に優れています。
最新モデルのリンサークリーナー「RNSK-300」/「RNSK-P10」
2021年に、先程説明したポンプ式モデルとコンパクトモデルの両方がマイナーアップデートで改良されました。
最新モデルは従来の製品より電源コードやホースが長く使いやすくなっていることから、「ロングコードタイプ」とも呼ばれています。
そして、回収タンクと静水タンクの素材が変わり、透明から白濁色になりました。


個人的には、このタンクの素材が変わったことがとても大きな変化だと思っています。
旧型のタンクは、いかにも安っぽいプラスチックで壊れやすい印象でした。
最新モデルのタンクは明らかに強度が上がっていて、傷も付きにくいものになっています。
マイナーチェンジとは言え、従来の弱点を克服したロングコードタイプのリンサークリーナー「RNSK-P10」であれば、自信を持ってオススメできます。

アイリスオーヤマ リンサークリーナーの使い方
使い方はとてもシンプルで簡単です。
- タンクに水をいれる
- 水を入れたタンクを本体に装着する
- 電源ボタンを押す
- レバーを引いて水を放出する
- ノズルを押し当てて水を吸い出す
※実際の使用写真





滅多に掃除しないソファはこんなに汚れています。
水洗いの威力・・・、恐るべし。
そしてこちらはインスタグラムで1番多く閲覧されているリンサークリーナーに関する投稿です。
同じようにひどい汚れがとれているのがわかります。
ウタマロ洗剤を使えば、ニオイもすっきり。
アイリスオーヤマのリンサークリーナーは、洗剤とお湯を使うことでさらなる効果を発揮することができます。
ソファの汚れが落ちることは実証されたので、今度はカーペットを掃除してみました。

長い間放置していた、ビーフシチューをこぼした時の汚れです。
早速、リンサークリーナーとウタマロクリーナーで汚れを落としてみました。


- 水を多めに吹きかける
- ノズルを押し付けながらゆっくりと動かす
- 何度も繰り返す
結果は・・・

ソファの汚れも、カーペットのシミも、リンサークリーナーをかけることで驚くほどきれいになりました。
今回は、たまたま家にあったウタマロクリーナーを使用しましたが、アイリスオーヤマからリンサークリーナー専用の洗浄液が発売されています。こちらが正規品になりますので、より効果的に汚れを落とすことができて、機械の負担も減らせて、より安全安心に使用することができそうです。
※こちらの洗浄液には、強アルカリのアルカリ電解水が使用されています。中性洗剤であるウタマロクリーナーよりも油汚れを落とす効果が大きいことが期待できます。ちなみに、アイリスオーヤマのリンサークリーナー取扱説明書には、次のようなことが書いてあります。
・洗剤を使用する場合は、発泡性の低い使用可能な洗剤を20倍程度に希釈し、洗浄対象に塗布してご使用ください。

泡で出てくるウタマロクリーナーを直接吹きかけて使用するのは辞めたほうが良さそうです・・・。
強アルカリ性洗剤が適さないということは、キッチン泡ハイターやオキシクリーンも使わないほうが安心でしょう。
▼掃除に使う洗剤の選び方についてはこちら
https://omiyupapa.com/soap/

びしょびしょではないが、やはり少し濡れている・・・?
完璧に思えたリンサークリーナーですが、たしかに気になるところがありました。
それは、使用後の濡れ感です。個人的にはびしょびしょ、とまでは感じませんでしたが、購入前にしっておかないといけない事実です。
ここでは、リンサークリーナーのデメリットとなる、使用後の「びしょびしょ」がどの程度なのか、ソファとカーペットでレビューしていきます。
SNSで調べてみると、「リンサークリーナー びしょびしょ」に関する口コミは複数ありました。
「びしょびしょになるから気をつけて」という口コミもあれば、「大量の水を吹きかけたのにびしょびしょにならないからスゴイ!」という口コミもあったりで、どっちがホントなの?という感じでした、実際に使ってみてその理由がわかりました。
リンサークリーナーの吸引によって、ソファやカーペットは脱水された状態であり、びしょびしょというほどではないが、冷たく濡れている感じは否めません。
使用した布製品や、吸い込み時間によって変わるので、びしょびしょかどうかは、個人差がありそうです。
ソファー掃除後はこれくらい濡れている!
ソファの材質によっては、リンサークリーナーを使わないほうが良い場合があります。
水につけるだけで変色したりする場合があるので、事前に確認しましょう。
リンサークリーナーを使える場合でも、カーペットにくらべて厚みのあるソファは、水の浸透量が多く、乾きにくいというデメリットがあります。放っておいても日当たりが良ければ半日ほどで乾きますが、使用時間には注意してください。
そして肝心の濡れ具合は・・・、


写真だとわかりづらいですが、手の形に水が吸収されています。
10枚ほどティッシュを押し当てるとほとんど水を吸わなくなりました。
リンサークリーナーを使うときに放出する水の量、吸引する時間によって結果は違うと思いますが、これが「びしょびしょ」になるデメリットというわけです。
カーペット掃除後はこれくらい濡れている!
ソファでは明らかに濡れた感じが残りましたが、カーペットではどうでしょうか?
同じようにティッシュを押し付けてみると・・・。

ソファよりも吸水する量が少ないと感じました。
厚みのあるソファよりも、「びしょびしょ」と感じる人も少ないのではないでしょうか。
カーペットなら、放っておいても数時間で乾きそうです。
リンサークリーナー使用後のオススメの乾かし方
リンサークリーナーのデメリットとして、口コミどおり「びしょびしょ」とは言わないまでも、濡れてる感じは拭えないので、使用後はしばらく乾かす時間が必要です。
こんなときにあると便利なのが、大風量ドライヤーです。









たったの5千円でダイソン並の大風量!?

このサロニアのドライヤーの特徴は、
- 2.3㎥/minの異次元な大風量で速乾性が最強
- シンプルで軽いから腕が疲れない
- 5千円未満の価格破壊
ダイソンのドライヤーは2.4㎥/minなので、ほぼ同レベルの風量です。
しかし、ダイソンのドライヤーの値段は、約5万円・・・。
サロニアのドライヤーがどれだけコスパの良い商品かがわかります。
大風量のドライヤーで1~2分温風を当てれば、リンサークリーナーで濡れてしまったところを完全に乾かすことができます。
もちろん、通常のドライヤーとして使う分にも高性能なので、安くて使いやすいドライヤーを探している人にもおすすめです。
まとめ
本記事では、リンサークリーナーのデメリットである、使用後どれくらいびしょびしょになるのかと、効率的な乾かし方について解説しました。
確かに使用後の濡れた感じが気になる人もいると思います。
しかし、デメリットを考慮しても、普段掃除ができないソファやカーペットを手軽に洗えるリンサークリーナーは非常に魅力的な商品だと言えるでしょう。
特に以下のような人にとって、家にあると便利なお掃除グッズとしておすすめですので、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
- ペットを飼っていてよく粗相をする
- 小さな子供がソファやカーペットに寝転がる
- ソファでよく飲食をする
アイリスオーヤマからは、コンパクトモデル、ポンプ式モデル、ロングコードタイプのリンサークリーナーが展開されていますが、最もオススメなのは、最新モデルのロングコードタイプ「RNSK-P10」です。
項目 | 評価 |
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総合評価 | |
使いやすさ | |
コスパの良さ | |
汚れの落ち方 |