「混ぜるな危険」は何と何?洗剤と漂白剤の正しい使い分け

洗剤の選び方

んにちは、最近トマトジュースにハマっている、おみゆパパです。

今日学ぶ掃除の知識は、

洗剤と汚れの種類をきちんと理解して効果的かつ安全に掃除をする方法!

洗剤には、酸性、中性、アルカリ性の3種類あることを知っていますか?

混ぜるな危険は、何と何を混ぜたらいけないのか知っていますか?

カビや油汚れは酸性の汚れだって知っていますか?

ここでは、汚れと洗剤の相性について、洗剤と漂白剤の違いについて解説します。

掃除の洗剤はこれだけもっていれば良いという厳選した最強洗剤を紹介していきますので、是非最後まで読んで下さい!

目次

洗剤と漂白剤の違い

洗剤と漂白剤は、汚れを落とすメカニズムが異なります。

洗剤は、界面活性剤を使って汚れを落とします。

一方、漂白剤は、汚れを科学的に分解して汚れの色素を破壊することで汚れを落とします。

漂白剤のほうが強力で危険だと、ざっくりとしたイメージでOKです。

こびりついたシミや黄ばみなどには、洗剤よりも漂白剤のほうが効果を発揮します。

さらに、漂白剤には次の種類があります。

酸素系漂白剤

過酸化水素を主成分とし、白物、色柄ものの衣類にも使用することができます。

液体と粉末の酸素系漂白剤に分かれており、粉末のアルカリ性の強いものは取り扱いに気をつける必要があります。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は漂白力がとても強く、酸素系の漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生します。

クエン酸スプレーなど、酸性の洗剤と混ざっても有毒ガスが発生するため、取り扱いに最も気をつかう必要があります。

洗剤には、汚れを落としやすくした合成洗剤の他に、天然由来の成分を使用したオーガニック洗剤と呼ばれるものもあり、さらには重曹やクエン酸といった自然界に存在する成分を使って掃除する人も増えており、何を使ったら良いのかわからなくなりがちです。

最近では、インスタグラムで「キッチン泡ハイター万能説」や「オキシクリーン漬け」が話題になっていますが、

そのやり方は本当に正しいのか、きちんとした知識と理解をもって実践していけると良いですね。

ちなみに、キッチン泡ハイターは塩素系漂白剤で、オキシクリーンは酸素系漂白剤ですので、絶対に一緒に使わないようにしましょう!!

カビや油汚れをアルカリ性の洗剤を使ってキレイにする方法

カビや油汚れは、酸性の汚れに分類されます。

そして、酸性の汚れに効果的なのが、アルカリ性の洗剤です。

ポケモンでいうところの、ほのおタイプとみずタイプみたいなものですね。

他にも、皮脂汚れ、手垢、湯垢、コゲなどが酸性の汚れです。

これら酸性の汚れが目立つのが、

キッチンコンロや換気扇、お風呂の壁や床、洗濯機の排水管、電子レンジなどです。

このあたりの掃除をするときには、アルカリ性の洗剤を使うことで効率よく掃除ができるようになるというわけです。

家の中の汚れは、8割以上がこの酸性の汚れだと言われています。

おすすめのアルカリ性洗剤

おすすめのアルカリ性洗剤ひとつめは、リンレイのウルトラハードクリーナーシリーズです。

バス用ということで、酸性汚れの湯垢を落とすのに最適なアルカリ性洗剤です。

お風呂掃除には、これだけ持っていれば十分でしょう。

そしてもうひとつおすすめしたいのが、こちらのウルトラオレンジクリーナーです。

天然由来成分98%だけどプロ推奨の圧倒的な洗浄力という、オレンジオイル配合の万能洗剤です。

人体に害の少ない成分となっているので、キッチンまわりの油汚れを落とすのに最適な洗剤です。

ウルトラハードクリーナーは、界面活性剤を使用した合成洗剤です。

カビを落とすのには威力が足りないこともあるので、その場合にはキッチン泡ハイターの漬け置きで対応する必要があります。

大切なのは、カビが生える前に毎日掃除をすること。

と、よく言いますが、そんなことできないですよね・・・。

だからこそ、最強のアルカリ性掃除グッズである、キッチン泡ハイターをきちんと知識をもったうえで使用することが大切なのだと思います。

水垢や石鹸カスの汚れを酸性の洗剤を使ってキレイにする方法

お風呂や電気ケトルの白くこびりついた汚れは、アルカリ性の汚れに分類されます。

これは水道水に多く含まれる、アルカリ性のナトリウムが汚れの起因となっているためです。

アルカリ性の汚れには、クエン酸やサンポールといった、酸性の洗剤を使うのが効果的です。

先程、酸性汚れの湯垢について解説しましたが、湯垢は、水垢に皮脂や石鹸の油がくっつき化学変化を起こしたもののことです。

例えば、お風呂の鏡をキレイにしたくてクエン酸を使ったけど思うように汚れが落ちなかったことはありませんか?

それは、鏡には水垢の他に湯垢もこびりついているからです。

クエン酸では水垢を落とすことができますが、湯垢を落とすことはできません。

お風呂の鏡をキレイにするには、酸性の洗剤とアルカリ性の洗剤の両方を使わないといけないということですね。

ということで、おすすめの酸性の洗剤は、激落ちくんのクエン酸スプレーです。

アルカリ性の洗剤よりも使う頻度は圧倒的に少ないので、これだけもっていれば困ることはないでしょう。

ちなみに、トイレの尿汚れはアンモニアを主成分とするアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤が有効です。

トレイの便器や床掃除は、このスプレーを吹きかけて軽く拭き取るようにしましょう。

中性洗剤を使って家中キレイを保つ方法

中性とは、弱酸性と弱アルカリ性の中間の性質を表します。

したがって、中性洗剤は、は酸性・アルカリ性のどちらの性質も持つので、どちらの性質の汚れも落とすことができると言われています。ただし、頑固な汚れを落とすには不向きなため、日常の掃除で使用し、着いたばかりの汚れ対策として中性洗剤を使っていくようにしましょう。

また、金属面、ワックスなどの塗装面、プラスチック、ゴム、陶器類、石材など様々な素材に使うことができます。とくに大理石は酸性にもアルカリ性にも弱く、扱いにとても気を遣う高級素材であるため安心して使えるのが特徴です。

中性洗剤を家中の壁や床、洗面所やキッチン、ダイニングテーブルなど、毎日汚れが蓄積するところにコマ目に使うことで、汚れの防止にもなり、清潔さを保つことができるといえます。

また、刺激が強くないことから、肌荒れしにくかったり、万が一ペットや子供の肌に触れてしまっても洗い流せば大事には至らないことも、中性洗剤を使う大きなメリットといえるでしょう。

代表的な中性洗剤はふたつ、「ウタマロクリーナー」と「ホームリセット」があります。

ホームリセットは、ウタマロクリーナーに比べると、界面活性剤の含有量が少なめで、より安心して使える成分となっています。

さらに除菌効果もあるところがウタマロクリーナーよりも優れているところです。

デメリットとしては、界面活性剤の割合が低いので、汚れが落ちにくくなっています。

汚れを落とすことを優先するなら、ウタマロクリーナー。

より安心安全に使えて除菌も同時にしたいなら、ホームリセットを選ぶと良いでしょう。

混ぜるな危険!!は結局、何と何を混ぜたらいけないの?

これまでの説明で、混ぜてはいけないのは、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤または酸性の洗剤というのがわかりました。

今回紹介した商品の中で、混ぜると危険だから混ぜてはいけない組み合わせは次のとおりです。

  1. キッチンハイターとオキシクリーナー
  2. キッチンハイターとクエン酸スプレー

塩素系漂白剤は洗剤だけなく、お酢やレモンなど酸性の物質と触れただけで有毒ガスを発生させる原因となります。

こういった面からも、キッチン泡ハイターの乱用は控えたほうが良いかもしれませんね。

まとめ

以上が、洗剤を安全に使うために場所によって使い分ける方法でした。

本記事の内容を理解していただければ、「まぜるな危険」を無意味に怖がる必要もなくなり、汚れに対して最も効果的な洗剤を使用することができるはずです。

洗剤や漂白剤は、掃除に使うのはとても便利なものですが、同時に危険な化学物質を多く含んでいるということを忘れてはいけません。

こういった身体への影響を懸念する人は、重曹などのオーガニック洗剤を活用することや、洗剤を使わず汚れを落として除菌もできるスチームクリーナーを使ってみるのも選択肢のひとつかもしれません。

あなたに合った掃除方法、掃除グッズを見つける手助けになったのなら嬉しいです。

それでは、次の掃除の時間まで、楽しく「掃除独学」してくださいね。

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