
マットレスは外干しができないから、この時期はダニが気になるよね。



ちなみに、布団を干してもダニ退治には効果が薄いらしいっすよ。



え!?そうなの?じゃあどうしたら良いんだ・・・。



ダニが死滅するのは50度以上。布団乾燥機で熱して、掃除機で吸い取るのが最も効果的だと言われています。



布団乾燥機って、マットレスに使っても良いのだろうか?溶けて薄くなったりしないかな。



素材によると思うんすけどね。50度くらいなら大丈夫じゃないっすか?



ウレタン、ナイロン、ビーズ素材の場合は注意が必要ですが、ほとんどのマットレスで布団乾燥機は使用可能ですよ。
布団乾燥機はマットレスに使えるのか?
どれほどの手間か?
布団乾燥機の効果はどれほどか?
マットレスのダニ退治に布団乾燥機が効果的な理由
ダニが死滅するのは50℃以上と言われていますので、ベランダに干しているだけでは効果が期待できません。活動を弱めることはできるかもしれませんが、ダニも生き物なので、日光が当たるのがわかると、布団の裏面に逃げてしまうようです。



50℃ってそんなに高い温度じゃなさそうだけど、本当なの?
アイリスオーヤマのHPにはっきりとこう書いてあります。
ダニは50℃以上の高温で加熱すると死滅します。
ダニを小袋にいれて、布団乾燥機を使用したあと、顕微鏡で99%の死滅を確認したそうです。
このように、天候など、環境に左右される効果が曖昧な外干しより、布団乾燥機のほうが確実に効果が高いという実験結果がでています。
そもそも、移動できないサイズのマットレスの場合は、布団乾燥機を使うという選択肢しかないのです。敷布団カバーやシーツを毎日洗濯するのは大変でも、布団乾燥機を毎日かけることはそれほど難しくないはずです。外干しより簡単にできて、外干しより効果的にダニ退治できる布団乾燥機を使わない理由はありません。
マットレスに布団乾燥機を使っても問題ないのか?
「熱に弱い素材の場合は注意が必要。」と言われることが多いので、マットレスの素材をまとめてみました。
ノンコイル | 高弾性ウレタン | 高熱で柔らかくなる可能性あり |
ノンコイル | ラテックス | 熱に強い |
ノンコイル | 高反発ウレタン | 高熱で柔らかくなる可能性あり |
ノンコイル | 高反発ファイバー | 40℃前後の処理が推奨 |
ノンコイル | 低反発ウレタン | 高熱で柔らかくなる可能性あり |
ノンコイル | ハイブリッド | 40℃前後の処理が推奨 |
コイル | ボンネルコイル | 40℃前後の処理が推奨 |
コイル | ポケットコイル | 40℃前後の処理が推奨 |
メーカーに問い合わせなど、色々と調べてみましたが、何度以上はダメといった、具体的な回答は得られませんでした。おなじ素材でも商品によって耐熱性が異なるようです。
要するに、「自己責任でやってね。」ということだと思われます。
ベッド派と布団派は6:4の割合だという調査結果があります。
PRTIMESによるベッド派と布団派の割合調査詳細はコチラ
ベッド派=マットレス派が多いにも関わらず、マットレスに布団乾燥機が使えるかハッキリしないなんて・・・。
多くの人は気にせずマットレスに布団乾燥機を利用しているはずです。
口コミの中に情報がないか、調べてみました。
布団乾燥機「カラリエ」の口コミまとめ
口コミ調査を行ったのは、アイリスオーヤマの「カラリエ」。
布団乾燥機メーカーシェア5年連続日本一、という実績があるこちらの商品なら、マットレスに関する口コミが見つかるはずです。
- 暖房なしで、快適に朝まで眠れました。重宝します!!
- コンパクトで場所を取らないうえ、想像以上に暖かくなります!梅雨による湿気と、ダニ予防のため購入しました。ダニモードは100分のため、起床後や就寝前にすぐ使用できて良いです。
- 商品到着して直ぐに布団を乾燥させました。操作は簡単で、寝る時はとても気持ち良かったです。購入して正解でした。
- 布団より靴の乾燥に欠かせない。子供がいるなら絶対必要なアイテムです。
- 温風が布団の隅々まで行き渡らない。
- 音がうるさくて、寝る前に使うのは厳しいのでは・・・。
- もう少しふわっと感がでると思っていたけど、そうでもなかった。
すべての口コミサイトを調査しましたが、布団乾燥機がマットレスに使えるのかどうか、確信に迫る情報はありませんでした。
カラリエをマットレスで使ってみた。
口コミでは、布団乾燥機をマットレスに使ってもよいのかわからなかったので、実際に試してみました。
布団乾燥機は、こちらの「カラリエ」。
現状、布団乾燥機を購入するなら、象印の「スマートドライ」との2択です。
なぜ「カラリエ」を選択したのかは、後ほどご説明します。
そして、乾燥させるマットレスは、次の3つの商品です。
1.エアウィーブ
2.アイリスオーヤマ
3.ニトリ
結論から言うと、どのマットレスでも、布団乾燥機を使って問題ありませんでした。寝心地が変わったりということも今のところありません。
どのようにカラリエを使ったのか、それぞれの検証結果をみていきましょう。
エアウィーブと布団乾燥機
今回検証したのは、こちらのスタンダードモデル「エアウィーブ01」。
正確には、マットレスパッドなのですが、我が家で使用している敷布団、マットレスの中で最も高額な商品なので、試さずにはいられませんでした。
カラリエの使い方は簡単3ステップ。
- ノズルをマットレス(敷布団)の上に置く。
- 毛布や掛ふとんをかけてマットレスを覆う。
- コースを選んでスタートボタンを押す。
たったこれだけで、数十分もすれば、ほかほかでからっとした布団になり、いつもより気持ち良く眠りにつけるわけです。
我が家ではいつも、「ダニ対策モード」の「ターボモード」で、約80分乾燥させます。
先程の悪い口コミにもあったように、稼働音がうるさいと感じる人もいると思いますので、遅い時間の使用は避けたほうが良さそうです。
ダニ対策モードを含む、カラリエの高温モードでは、約65度の温風が噴出されますので、乾燥中の布団の中は、50~60度に保たれる計算となっています。


布団をかけただけでは、隙間から温風が逃げてしまうので、50度以上の温度を保つのは難しいかもしれません。より確実にダニ退治を徹底したい人は、「ダニ撃退布団乾燥袋」を使用しましょう。
さぁ、そして肝心の使用後のエアウィーブの様子はと言うと・・・、
ほかほかでとにかく気持ちが良い。ふんわり感がアップし、まるで新品かのような錯覚に陥ります。
厚みも形状も特に変化は見られません。エアウィーブのスタンダードモデルは、布団乾燥機をしようしても問題ないということがわかりました。
ふんわりほかほかになるし、ダニも退治できるしで、良いこと尽くしです。
その他マットレスと布団乾燥機
エアウィーブという高級マットレスでは問題なかった布団乾燥機の使用ですが、もっと安い、コスパの良いマットレスの場合はどうでしょうか?代表例として、アイリスオーヤマの「エアリーマットレス」、ニトリの「軽量三つ折りマットレス」に布団乾燥機を使ってみました。
まずは、エアリーマットレスに先ほどと同じようにいカラリエを使用してみます。
そもそも、エアリーマットレスは、エアロキューブという独自のスプリングを使用していて、抜群の通気性能を持っていますし、丸々水洗いもできるので、布団乾燥をする必要がないのかもしれませんが、乾燥後は、エアウィーブと同様にふんわりとした仕上がりになりました。
エアリーマットレスの耐熱温度は70度となっているため、仕様上は布団乾燥機の使用は問題ありません。
しかし、エアロキューブは見るからに外的要因によりたやすく変形しそうなつくりになっています。仕様上問題ないとは言え、やはりそこは自己責任となるので、ご注意ください。
ちなみに我が家はかまわずガンガン布団乾燥しています。洗うより確実に手間がかからないので・・・。
つぎに、ニトリの三つ折りマットレスはどうでしょうか?
素材はウレタンフォームで、カバーも極薄。厚さも4cmと、お世辞にも良いマットレスとは言えませんが、逆にこのマットレスで布団乾燥機がOKなら、どんなマットレスでも大丈夫なのでは?と思うほどです。
実際にカラリエを使用してみると・・・。
全く問題ありません。寝心地も変わりませんし、相変わらず、ほっかほかのマットレスのできあがりです。
そして、公式通販サイトに、このような掲載がありました。


ニトリの軽量三つ折りマットレスは、布団乾燥機の使用は基本的に問題ありません。しかし、70度以上は避けてください。とのことです。
カラリエではどんなに頑張っても70度を超えることはないので、気にせず使って大丈夫ということです。
エアウィーブに続いて、アイリスオーヤマ、ニトリのマットレスでも、布団乾燥機は使える。という結果となりました。
布団乾燥機の使用後は布団クリーナーを忘れずにかけよう
基本的にマットレスに布団乾燥機を使っても大丈夫だということがわかりましたが、布団乾燥機を使う上で、最も大切なことをお伝えします。
それは、使用後には必ず掃除機やクリーナーでダニの死骸を吸い取らなくてはいけないということです。
布団乾燥機ではダニを死滅させただけで、ダニの死骸は布団にくっついたままです。
なにもせずにそのまま布団に寝てしまっては、せっかくダニを退治した意味がなくなってしまいます。


このように、カラリエの説明書にもしっかりと注意書きしてありますので、忘れずに対応するようにしましょう。アイリスオーヤマ製ふとんクリーナーが最適です。と書いてありますが、激しく同意します。
レイコップやダイソンの強力吸引でダニを吸い込むのは効果的ですが、値段が半分以下のアイリスオーヤマのふとんクリーナーは、コスパ抜群の高性能商品となっているので、超おすすめです。
下の動画のように、信じられないくらいホコリがとれるので、ダニも一緒に吸引されていると思うと、ゾッとします・・・。
布団でもマットレスでも、ダニ退治の基本は、布団乾燥機の高温でダニを死滅させ、布団クリーナーで吸い取るという一連の作業を忘れないように心がけましょう。
なぜカラリエを選んだのか。
まずは、こちらの布団乾燥機比較サイトを御覧ください。
私が布団乾燥機を購入したときは、こちらのサイトを参考にしました。
売れ筋22商品を徹底比較してある、とても有益な内容となっています。
そこに書いてあるように、布団乾燥機を購入検討する上で大切なことは、次の4つです。
- 温めやすさ
- 使いやすさ
- 温める速さ
- 静かさ
これらを考えながら、最終的には値段との兼ね合いで、コスパが良い商品を選ぶわけですが、やはりアイリスオーヤマの安さと、全体的なバランスの良さが目立ちます。
4つの検討項目のなかで、最も重要なことは「使いやすさ」だと考えました。
・温めについては、最低限ダニを退治できるだけの温度になれば良い。
・温める速さは、使い方でカバーできる。
・静かさは買ってみないとわからない。
・嫌なのは、買ったのにめんどくさくて使わなくなること
そう考えると、選択すべき商品は自然と絞られてきて、カラリエと、象印のスマートドライの2択になったわけです。
カラリエとスマートドライの比較
そして、最終的な決め手となったカラリエの特徴がこちら。
- 2本のノズルで、2つの布団を同時に温められる。
- 2本のノズルを使えば、まんべんなく温められそう。
- 靴の乾燥アタッチメントがついている。
ちょうど靴の乾燥方法に悩んでいた、というのも大きかったですね。
正直、スマートドライでも大差がないと思うので、満足していたでしょう。
2本のノズルで2つの布団を温められるという、タイムパファーマンス(タイパ)に優れていて、毎日使用もめんどくさくないという使い勝手の良さから、コストパフォーマンス(コスパ)も充分ということで、私はマットレスのダニ退治に「カラリエ」を選びました。
皆さんも是非、コスパとタイパの観点から、自分に合った布団乾燥機を選んでみてください。
布団乾燥機を使うメリット
最後に、私が思う布団乾燥機のメリットを簡潔にお伝えします。
- ダニ退治
- カビ防止
- 布団を干さなくて良い
- ぽかぽか布団でとにかく気持ちいい
布団をいつでも清潔に保てる、布団を干さなくて良い、短い時間で効果抜群という、タイパの良さが布団乾燥機を使う最大のメリットです。